2018年10月31日水曜日

アローラたかさ図鑑 p14-15解説 進化 適応 細胞

P14 進化または適応によるタイプの変化

イーブイ 0.3m 耳までの全高。分類は しんかポケモンで、現在8種類の進化の可能性をもつ。デザインは主にゲームフリークの藤原基史氏によるもので、公式絵などは杉森建氏が描いている。様々なタイプへの進化先を持つ元の「なにでもない」生き物を目指しており、特定のモチーフがあるというよりは、ペットとなるイヌネコウサギなどの哺乳類の持つイメージの平均のようなものと考えるのが良いかもしれない。藤原氏は他にサンダースとブースターを担当し、以降の進化系は にしだあつこ氏がデザインしたと公表されている。
実在動物の代替でなくポケモンとしか言いようがない存在で、進化を象徴するキャラクターでもあるため、商業上の戦略抜きにしても、人気のポテンシャルはピカチュウ並にあったと言えよう。Let'sGO!イーブイで相棒ポケモンに抜擢されその際鳴き声が声優によるCV(キャラクターボイス)に変化した。PokemonGOでは以前のまま(XYで更新)の電子効果音だが、次回作以降、ピカチュウのように定着するかどうか注目している。たかさの話題と大きく逸れて恐縮だが、ブイズ(イーブイ進化系を総称するファン用語、英語圏でもファン初でEeveelutionと呼ぶらしい)やライチュウがCVで無い以上、イーブイもピカチュウも相棒意外の鳴き声もCVなのは(かわいくても)違和感が残ると主張したい。

シャワーズ 1.0m 頭のヒレまで。尾が長くブイズの中でも最も長い
サンダース 0.8m 耳まで
ブースター 0.9m 耳まで
エーフィ 0.9m 耳まで
ブラッキー 1.0m 耳まで
リーフィア 1.0m 耳まで
グレイシア 0.8m 耳まで
ニンフィア 1.0m 耳まで

オドリドリ 0.6m スタイルによって頭のデザインが変化するが体格は共通なため、たかさは接地時の頭頂までを計測すると考えるのが妥当だろう。 食事として蜜を摂取する花の種類によって姿およびタイプが変化する。野生ではアローラの4つの島ごとに花の種類と共に異なり、ポニ島では紫のまいまいスタイル、メレメレ島では黄色のパチパチスタイル、アーカラ島では桃色のフラフラスタイル、ウラウラ島では赤色のメラメラスタイルとなる。島の名前はそれぞれ実在ハワイ語で各色を表し、マップのモチーフとなったハワイ諸島のテーマカラーとも一致する。守り神と色は共通するがタイプは異なる。

P15 細胞
ジガルデはなぜアローラの地に現れたのかという世界観的な謎と、前作XYに続くZバージョンが出なかった理由など開発事情的な謎、双方で興味深いポケモンになっている。
後者はさておき、ジガルデの特徴は「ジガルデ・セル」を集めることで完全体と成ることができるという「細胞」にある。細胞は動物も植物も共通して生物の最小単位であり、細胞の増殖と死を繰り返しながら親から子へ命を継ぎながらこの惑星に満ちてきた。それぞれの細胞のトライ&エラーの結果が生態系の多様性だ。これは生と死をテーマにした『X/Y』、それに続く大地と海をテーマにした『オメガルビー/アルファサファイア』それぞれの裏テーマとしても相応しい、生態系そのものを象徴しているのだろう。ゼルネアスのもたらす永遠の命でもなく、イベルタルのもたらす死でもなく、限られた命を代替わりで紡いでいくことで、環境に合わせその都度姿を変容させていく生き物のソレは「適応」「進化」と呼ぶ。ポケモンの「進化」は、まさに生命の不思議そのものへの驚嘆から生まれたゲームシステムなのだ。XYにて生態系のバランスを狂わせるゼルネアスやイベルタルの監視・対抗手段として存在していると考えられ、SMでは超常的な現象ウルトラホールから来たるビーストの生態系への影響に備えてアローラへやってきていると捉えることが可能だろう。またリージョンフォームのアイディアや食物連鎖や生態を詳しく描くサンムーンとしても、生態系を象徴する存在は配置として欠かせないキーの一つであったことは伺える。実装された描写としてはやや消化不良感が否めないが、今後の活躍に引き続き期待したい。カロスの終の洞窟、アローラのエンドケイブのように類似したダンジョンが他の地方にあってもおかしくないとは思う。
集まったセルの数によってフォルムチェンジする姿が犬・蛇・巨人であるため、デザインモチーフとしては北欧神話に登場するフェンリル・ヨルムンガンド・ヘルを意識したと思われる。いずれもロキの生んだ魔物だ。パーフェクトフォルムの胸のコアの色が、XYの赤青の他、SMのロゴカラー、カロストリコロールの白(もしくはウルトラネクロズマの白)なのを見る限り、サンムーンへ登場する前提でデザインされたと見て間違いないだろう。

50%フォルム 5.0mは縦に伸ばした状態で尾から頭頂までを測る。ORASのたかさくらべを見る限り、背中の五枚の飾りはたかさに含めない。ヘビ型だが首をあげて口吻までを測るわけではないので全長計測とは呼びづらい。XYの攻略本などでは、尾を伸ばさない待機ポーズのまま5mと解釈されて異常に大きく描かれていたが、たかさに纏わるありがちなミスと思われる。
ジガルデ・コア及びジガルデ・セルはアニメのデデンネ等との対比から推定0.2mとした。ゲーム内では5つのコアと95のセルを集める。コアはしまキング・クイーンそして主人公の自宅で見つかる。カプに選ばれたものを監視しているのか、カプと同様の理由で彼らの周囲に現れたのか。アニメではコアの色が青いものも登場したが、ゲームグラフィック上では赤のみであった。これは省略であって本来は赤青白橙水色の5色のコアが存在すると思って良いのではないだろうか。

10%フォルム1.2m はアニメのユリーカとの対比を見る限り、耳含めず頭頂までの計測と解釈するのが良いだろう。

パーフェクトフォルム4.5m は頭部突起までの身長とした。肩からマント状の触手は先端が口のように開く。専用技コアパニッシャー発射時はそれらと尾をあわせてZの字の形を描くが、その状態だと50%をゆうに超える大きさとなり、100%の体格を実感する。

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