2016年11月1日火曜日

20th祝いつくす解説 みずタイプ淡水域

20thを祝いつくす動画 みずタイプの解説です。全20のうち10番目の折り返し地点です。

みずタイプをもつポケモンは、XYまででフォルムチェンジで加わるものなど合わせ118種と全タイプの中一番多く(こおりは最も少なく34種)、みず単体でも60種の多さです。他のタイプの動画と合わせるとキツキツになることが予想されたので、2編に分けることにしました。

 みずポケモンにとっての「水」は水辺などの生息域に関わる要素であるとして、淡水域と海水域に棲むポケモンで分けてみることにしました。

川と海の生物は水中の塩分やミネラルの濃度で棲み分けており、体液の塩分濃度もそれぞれ違います。産卵時に川を登る鮭などは浸透圧調整の機能が高くゆっくり順応しますが、本来淡水域の生き物を海水にあるいは逆に漬けると死んでしまいます。海で生まれた生命が、陸棲へと進化する前にたちはだかるハードルがこの淡水だったわけです。

ポケモンではそういうことは考えないようになっていますが、技しおみずは海水など、将来お互い弱点な海水タイプと淡水タイプに分かれたらどうなるかなと常々思っていたので、その考察も含めて一度やってみたかった分類です。

海などから水分が蒸発し雲となり、大地に雨となり降り注ぎ、川や湖となり、また海へ還る「水の循環」をコンセプトに、淡水域では川の上流から河口、海岸までのポケモンの生態を描きました。ルビー・サファイアにおける陸と海で言うところの"陸側"になります。

ロゴデザインはNHKで過去放映されていたドキュメンタリー番組、生き物地球紀行あたりを意識したもので、海水域と合わせて担当はT.Mさん。BGM作曲・編曲はソニーさんです。

 みずタイプのトップバッターは体の細胞が水の分子に似ているというシャワーズから。技の「とける」瞬間をゆらのさんがアニメーションで描いて下さいました。シャワーズの挙動から背景の水面までとても細かいです。


 みずタイプの動画はシンプルなスライドショーの構成にしました。動画でガチャガチャ動かすと派手にはなりますが、絵をじっくり見せられないデメリットもあります。この企画に参加した方のほとんどは普段は2Dイラストを描かれる方なので、慣れない作業ばかりお願いすることになるのも勿体無いと思い、みず淡水は基本的にじっくり静止画で見せる枠としました。

上流でゼニガメと 金銀主人公の手持ちのワニノコが出会ったイメージ。担当はBo9さん。

ルンパッパ ヒヤップ ヒヤッキー 陽気そうなメンツでまとめました。担当は ろうそくさん。


ハスボー ハスブレロ アメタマは水の中と外を見せる面白い構図です。実はゆったり海藻などが揺れています。担当はこうさん。

野生のアリゲイツ オーダイルの暮らしている姿は ヨシヤさんが描いてくださいました。どの世代も御三家の生息地は不明ですが、野生ではどんな生態なんでしょうか。

 ゴルダックはtoufuさんの漫画作品からヒカリと一緒に登場して頂きました。人のように箸を使える特殊な個体のようですが、もうそろそろ作中でもその訳が判明するかしら。旅の途中どこかの一幕かもしれません。

トサキント アズマオウ は夏菜さんがアナログで描いて下さいました。金魚モチーフで水彩なので水辺の涼しげなイメージが強調されますね。


 カエルとオタマジャクシモチーフの、ニョロモ ニョロゾ ニョロトノ オタマロ ガマガル ケロマツ ゲコガシラは のーごくさん担当。20年で蛙のデザインも多用なものが揃いましたね。余談ですが生㌔は第六世代で、ドクロッグなども含めて蛙パーティ組んでました。

川の流れも穏やかになり、湖や池も増えてきます。カメールと赤いギャラドスは、いかりの湖のイメージ。こちらもアナログ作画で、担当は はぜたさんです。

キバニア バスラオは釣り場にいるイメージで厳ついメンツを。サメハダーに進化するキバニアですが、モチーフのピラニアは淡水魚ですね。バスラオは赤筋と青筋も。担当は、はだざわりの良い布団さんです。

ミズゴロウ ヌマクローはじめんタイプがつくように、そして名の通り沼にいるイメージ。楽しそうに「どろあそび」している、生気あふれる姿をココアさんに描いて頂きました。


水を浄化すると言われるスイクンはその美しい姿をヨシヤさんに描いて頂きました。
順序的に空けてスイクンを探しているが会えないミナキを挿入しています。 cirnoさん担当。

コイキングは、水が干上がりピチピチしている印象が強く残るDPのリッシ湖のイベントで登場。 悪の組織の残虐性を表しつつ程よく柔らかい描写でした。担当はサンイチさん。

ヒンバス ミロカロスは美しさが進化条件となるポケモンとして印象づけるような背景をお願いしました。担当は黄龍神さん。


カメックスはメガシンカする所を。川はすっかり人の生活圏に流れ込んでいますね。二門の砲が腕に移る所が違和感なく繋がるポージングです。しゃるもんさん担当。


ヤドンがシェルダーに噛まれてヤドランになる瞬間を オニモツさんが動きで見せてくださいました。にまいがいポケモンが巻き貝になる不思議が背中越しにうまく処理されてます。

陸地を旅した水は、とうとう海へ流れ出ました。ミジュマル、フタチマルは あべれいじさん担当。ダイケンキと闘うヘイガニ、カメテテは ゆげさん担当です。BWの時はゲーム中では表現できなかったホタチの大剣(前脚に収納)は3DになったXYで実現しました。ダイケンキの攻撃モーションかっこいいですよ。

BGMは序盤はソニーさんによるオリジナルですが、後半にXY金銀のなみのりのアレンジが入ってきます。急流から雄大な下流の川へ広がっていくような盛り上がりがぐっときます。


最後に、DPで頭痛のあまり道を塞いでいたコダックたち。担当は 蛇口。さんです。


次回は引き続き みずタイプの海水域。海の中へ潜っていきます。

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