2020年5月20日水曜日

ポケモンらしさ-5_ヒトガタ増えた?

前回は、初代・赤緑の誕生から、ルビー・サファイアまでのデザインと制作環境の変化を確認した。

次の世代に話を進める前に「人型ポケモン」の定義をはっきりとさせておきたい。最新作で人型パターンがどの程度増加したのかカウントするためだ。

人型も様々 元ネタはこちら

四足動物モチーフが二足の「人型」に進化することと、初代からゴーリキーやルージュラのような「人型」がいることは、話している内容が全く違う

後者は 初代開発におけるバリエーションのひとつで、「亜人型ポケモン」と仮称、前者を RS開発で意識されたというバリエーションのひとつで「擬人化ポケモン」と仮称する。

"亜人"という言葉には広義にギリシャ神話などに登場する"獣人"も含まれるが、ここでは、人間文化側からデザインされたタイプと、動物をアレンジしたタイプを呼び分ける意図で用いる。

--人型デザインの定義を決める理由
--擬人化レベル
--擬人化・ケモノジャンル
--タマゴグループ「ひとがた」
--「形」分類
--定義した人型ポケモンを一覧
--人型デザイン調査のまとめ
下部に追加アンケート有り

2020年5月5日火曜日

ポケモンらしさ-4_デザイン史・赤緑〜RS


ポケモンらしさ」検証のため1996年に時渡りして公式資料を集めた。

前回は、ポケモンのデザインが生まれる会社ゲームフリークがどのように最初の151を生み出したか「赤・緑」発売以前までをまとめた。
次に、現在とは異なるビジュアルがどう変化していったか、プレイヤーにとって影響の大きな表現や環境の"段差"を確認する。


「ポケモンらしさ」比較に使用される画像が後年描かれたものであることは、アンケートの意見分析の際に触れたとおりだ。

まずはゲームフリーク杉森 建氏によるアナログの水彩塗り公式アートから、同氏のデジタル塗りの公式アートに切り替わった時代を順を追って確認しよう。

--コロコロコミックとゲームの普及 --ポケモンカード --「青」と海外版
--ポケモンに組み込まれた生命感
--アニメの影響とピカチュウ版 --金銀開発難航とアニメ事情
--第2世代 金・銀 --マイナーチェンジ版 クリスタル
--公式アート デジタル彩色への変化 --推察:何故デジタル彩色になったのか?
ゲームボーイアドバンス時代の空気感
--ドット絵からイラスト先行のデザインに --デザインの ゲンテンカイキ
--モンスターの先駆者 妖怪 --生命誕生・進化をより意識したモチーフ
--デザインの幅の試行、人型のポケモン --解像度向上と複雑さへのブレーキ
--赤緑〜RS デザイン変遷 まとめ
--概念と化したインドぞう

長い…

はじめに

このブログについて ポケットモンスターシリーズの世界観について、1人のファンが非公式に考えたことをまとめていくブログです。自身の意見の全容がわかるように置いておくのが開設理由です。 主に オリジナル である ゲーム (株式会社ゲームフリーク開発の本編) を中心 に、派生ゲ...