2018年10月31日水曜日

アローラたかさ図鑑 p20-21解説 人造 類人

p20 人造

ポリゴン 全高0.8m。サンムーン時点でおよそ20年前に開発されたことになっている。時系列がカントーの冒険から20年後なのか?しかしアローラのレッドは何歳?FRLGの主人公?メガシンカの存在する世界だからピカブイのレッド?と混乱するが、「20年前発売したソフトでは最新技術だった人工ポケモンですよ」というメタなメッセージと受け取るのが無難だろう。シルフカンパニー という企業が開発したと出生が明らかになっている。唯一ゲームコーナーの景品として入手可能だが、その経営が悪の組織ロケット団であったり、シルフのチーフなる人物が企業から横流ししていることが察せられるテキストを読むことができる(本人は正規プレイで登場しない)。ピカブイではロケット団との繋がりが無くなった。
そもそもポリゴンという名前のカクカクしたキャラクターを、PlaystationやNINTENDO64が出る時代に未だモノクロドット絵のゲームハードで出さんとする新作に登場させることが 皮肉ったらしい。
ポリゴンに張り込むテクスチャーという専用技もgood。ゲームの中ではしばしば草も火も水もテクスチャーで描かれてたりする。メタ

ポリゴン2 全高0.6m。シルフカンパニー純製のアイテム「アップデート」によりバージョンアップ。たかさは小さくなっている。一昔前のゲームの3DCGで"ポリゴン"がカクカクするのはデータ容量を軽くするためだが、ゲーム機やパソコンの性能が上がり描画処理できる能力がアップすればカクカクの面を細かく増やしてよりなめらかな曲面を表現できる。ゲーム屋としても、ポリゴンが丸くなった、すげー!と感動するわけである。ただし"メッシュスムーズ"により角がとれて丸くなると体積は小さくなるのだ。ポリゴン2のたかさが縮んだ理由としてはそういった面もあるだろう。

ポリゴンZ 0.9m 尾まで含めて全高。製作者不明の「あやしいパッチ」をあてたらこんなことになってしまった。パッチとはソフトの機能追加や不具合修正などに用いる後付のプログラムのことだが、インターネット上で拾った出所不明の怪しいパッチファイルをDLしたら…最悪の場合コンピューターウイルスが仕込まれている事もあり得ない話ではない。シルフによるベータ版なのだろうか、はたまた、なかなかポリゴン3をリリースしないシルフに業を煮やした何者かがさらなるバージョンアップを図って個人的にパッチファイルを製作したのだろうか。たしかに性能はあがったが、挙動や形状がバグってしまったと言ってよいだろう。あやしいパッチを使う際は自己責任で。特に首がすっぽぬけて上下反転して浮いているあたりが3Dゲームでたまにあるグラフィックバグな感じで、初代から相変わらずなデザインコンセプトだ。


ポワルン0.3m ORASおおきさくらべでは、通常気候のすがたで額から伸びている毛状の先端まで含めて全高のスケールで表示されているが、天候が「ひざしがつよい」「おおあめ」「あられ」でフォルムチェンジした際その形状は消失するため、たかさ0.3mではなくなってしまう。願わくば、本書の解釈が間違いでサイズ共通の頭頂までをたかさとするか、姿ごとに違う正しいたかさを表記するかしてほしい所だ。
 通常天候のすがたのことを「ポワルンのすがた」と表記するらしいが覚えづらい。PokemonGOでデオキシス ポワルンのすがたという誤表記が話題になったばかり。色違いはポワルンのすがた以外は色の違いが発生しないため、実は他の天候のすがたは、「ポワルンではないすがた」なのかもしれない。
人工ポケモンのページに載せた理由として、エメラルドにて「てんきけんきゅうじょ」でうみだされたと言及されたことがあるからなのだが、アローラでは野生で生息するためこの"設定"が活きているのかよくわからない。ポリゴンのような人工生命というよりは、品種改良のような方向性の「うみだされた」かもしれない。色違いのポワルンが「たいようのすがた」になると色の差異が消失するのは、人工的に変異が加えられた姿だからだろうか。ポワルンの原種は通常気候の状態の姿のみだったが、天気の研究のために天気への反応の強い個体を選別していったら「てんきや」のとくせいがデフォルトなほど世界中に繁栄してしまったとか。いずれにしろ、エメラルドのアクア団から伝聞で伝わった噂話に過ぎないので、人工生命体かのように結論付けるのは難しいだろう。
気象庁のマスコットはれるんはポワルンより後に発表された。



ポケモンガオーレ ミュウツーとタイプ:ヌルの比較参考動画




アローラたかさ図鑑 p18-19解説 付喪神 人形

P18 命を得た物質


ヘドロ
ゴミ
沈没船
モーメント:ダダリンのサイズ問題
泥人形

捨てられたぬいぐるみ
機械に入り込むポケモン
古代に作られたポケモン
近代に作られたポケモン

アローラたかさ図鑑 p16-17解説 妖怪 幽霊

P16 妖怪
超常的な生き物、あるいは架空の生き物として、ポケモンはかつての妖怪に近しく位置するものも多いだろう。河童や天狗などをモチーフにしたポケモン(アローラにはいないため本書ではシルエットのみ掲載)も見られ、特に『ルビー/サファイア(RS)』から登場したポケモンに特に多くみられる。


クチート0.6mは背面の口あわせて測る。ORAS図鑑によると、メガクチート1.0mは口だけでなく体格も大きくなっているようだ。
アブソル1.2m 中国の聖獣白澤が近いと思われる。メガシンカ後もたかさは同じ。
ユキワラシ0.7m 雪童子という同名の妖怪もいる。雪ん子とも呼ばれる。
オニゴーリ1.5m メガシンカすると顎が外れて閉じれなくなる
ユキメノコ1.3m 雪童子が雪女の子供のことなので、DPにて念願の進化を遂げた。

ヤミラミ0.5m メガシンカしてもたかさは変わらず、頭の突起までを測る。
ダイヤモンドアイというヒーローがいたが関係ないだろう。ホプキンズビル事件というUFO絡みのオカルト事件に登場する怪物がモチーフの一つと。ダイヤモンドの目が斜視気味なので同義の「藪睨み」が名前の由来の一つかもしれない。

ミミッキュ(ばれたすがた)0.2m P04にて解説したとおり下の本体のみを測る。ばけのかわがはがれて首が折れていると本体を認識しやすい。
ぬし個体は推定0.4mと大きくなっている。

ゴース1.3m ガス発生範囲 DP、ORAS、ピカブイ共通解釈
ゴースト1.6m 腹?から耳?まで全高。ORAS、ピカブイでの描写より。DP時点尾までの全長解釈(相対的に小さい)だった。ピカブイで連れ歩くと背中に乗せてくれる。
ゲンガー1.5m 耳?含めず頭頂まで ピカブイより、同じたかさ1.5mのサワムラーと並べて比較。(カイロス1.5mもつの先端まででサワムラー頭頂と同じたかさ。)PokemonGOの相棒画面でも頭頂まで計測のScaleで描画されている。なので耳?まで含めればゴーストと全高は揃うぐらいのイメージかもしれない。
DP、ORASまでは相対的に小さい、耳?まで含めての計測で描かれてきたが、ORASでのメガシンカ後とのサイズの整合性がいまいちとれないため解釈が謎のままだった。
…とピカブイ発売前は予想していたのだが、結果的にはORASのたかさくらべではゲンガーだけ解釈違いで、メガゲンガーは想定通りのたかさだった模様。
メガゲンガー1.4mは地面から頭頂まで。下半身と腕を異次元に潜り込ませて沈むため、ゲンガーよりもたかさが低くなるというロジックで設定された数字なのだろう。しかし、耳?は大きく伸び、結果的に元のゲンガーより大きくなっているということのようだ。
ちなみに異次元にめり込んでいるメガゲンガーの足はこんな感じで、一度引っ込めて再度繰り出すときに見ることができたが、ピカブイでは見れなくなった。


ボクレー 0.4mはORASたかさくらべでは尾が曲がった状態の通常ポーズでの全高としているようだ。ゴーストの解釈と同じくである。木霊と書いてボクレイと読む。
オーロット、先端の枝まで。


アローラたかさ図鑑 p14-15解説 進化 適応 細胞

P14 進化または適応によるタイプの変化

イーブイ 0.3m 耳までの全高。分類は しんかポケモンで、現在8種類の進化の可能性をもつ。デザインは主にゲームフリークの藤原基史氏によるもので、公式絵などは杉森建氏が描いている。様々なタイプへの進化先を持つ元の「なにでもない」生き物を目指しており、特定のモチーフがあるというよりは、ペットとなるイヌネコウサギなどの哺乳類の持つイメージの平均のようなものと考えるのが良いかもしれない。藤原氏は他にサンダースとブースターを担当し、以降の進化系は にしだあつこ氏がデザインしたと公表されている。
実在動物の代替でなくポケモンとしか言いようがない存在で、進化を象徴するキャラクターでもあるため、商業上の戦略抜きにしても、人気のポテンシャルはピカチュウ並にあったと言えよう。Let'sGO!イーブイで相棒ポケモンに抜擢されその際鳴き声が声優によるCV(キャラクターボイス)に変化した。PokemonGOでは以前のまま(XYで更新)の電子効果音だが、次回作以降、ピカチュウのように定着するかどうか注目している。たかさの話題と大きく逸れて恐縮だが、ブイズ(イーブイ進化系を総称するファン用語、英語圏でもファン初でEeveelutionと呼ぶらしい)やライチュウがCVで無い以上、イーブイもピカチュウも相棒意外の鳴き声もCVなのは(かわいくても)違和感が残ると主張したい。

シャワーズ 1.0m 頭のヒレまで。尾が長くブイズの中でも最も長い
サンダース 0.8m 耳まで
ブースター 0.9m 耳まで
エーフィ 0.9m 耳まで
ブラッキー 1.0m 耳まで
リーフィア 1.0m 耳まで
グレイシア 0.8m 耳まで
ニンフィア 1.0m 耳まで

オドリドリ 0.6m スタイルによって頭のデザインが変化するが体格は共通なため、たかさは接地時の頭頂までを計測すると考えるのが妥当だろう。 食事として蜜を摂取する花の種類によって姿およびタイプが変化する。野生ではアローラの4つの島ごとに花の種類と共に異なり、ポニ島では紫のまいまいスタイル、メレメレ島では黄色のパチパチスタイル、アーカラ島では桃色のフラフラスタイル、ウラウラ島では赤色のメラメラスタイルとなる。島の名前はそれぞれ実在ハワイ語で各色を表し、マップのモチーフとなったハワイ諸島のテーマカラーとも一致する。守り神と色は共通するがタイプは異なる。

P15 細胞
ジガルデはなぜアローラの地に現れたのかという世界観的な謎と、前作XYに続くZバージョンが出なかった理由など開発事情的な謎、双方で興味深いポケモンになっている。
後者はさておき、ジガルデの特徴は「ジガルデ・セル」を集めることで完全体と成ることができるという「細胞」にある。細胞は動物も植物も共通して生物の最小単位であり、細胞の増殖と死を繰り返しながら親から子へ命を継ぎながらこの惑星に満ちてきた。それぞれの細胞のトライ&エラーの結果が生態系の多様性だ。これは生と死をテーマにした『X/Y』、それに続く大地と海をテーマにした『オメガルビー/アルファサファイア』それぞれの裏テーマとしても相応しい、生態系そのものを象徴しているのだろう。ゼルネアスのもたらす永遠の命でもなく、イベルタルのもたらす死でもなく、限られた命を代替わりで紡いでいくことで、環境に合わせその都度姿を変容させていく生き物のソレは「適応」「進化」と呼ぶ。ポケモンの「進化」は、まさに生命の不思議そのものへの驚嘆から生まれたゲームシステムなのだ。XYにて生態系のバランスを狂わせるゼルネアスやイベルタルの監視・対抗手段として存在していると考えられ、SMでは超常的な現象ウルトラホールから来たるビーストの生態系への影響に備えてアローラへやってきていると捉えることが可能だろう。またリージョンフォームのアイディアや食物連鎖や生態を詳しく描くサンムーンとしても、生態系を象徴する存在は配置として欠かせないキーの一つであったことは伺える。実装された描写としてはやや消化不良感が否めないが、今後の活躍に引き続き期待したい。カロスの終の洞窟、アローラのエンドケイブのように類似したダンジョンが他の地方にあってもおかしくないとは思う。
集まったセルの数によってフォルムチェンジする姿が犬・蛇・巨人であるため、デザインモチーフとしては北欧神話に登場するフェンリル・ヨルムンガンド・ヘルを意識したと思われる。いずれもロキの生んだ魔物だ。パーフェクトフォルムの胸のコアの色が、XYの赤青の他、SMのロゴカラー、カロストリコロールの白(もしくはウルトラネクロズマの白)なのを見る限り、サンムーンへ登場する前提でデザインされたと見て間違いないだろう。

50%フォルム 5.0mは縦に伸ばした状態で尾から頭頂までを測る。ORASのたかさくらべを見る限り、背中の五枚の飾りはたかさに含めない。ヘビ型だが首をあげて口吻までを測るわけではないので全長計測とは呼びづらい。XYの攻略本などでは、尾を伸ばさない待機ポーズのまま5mと解釈されて異常に大きく描かれていたが、たかさに纏わるありがちなミスと思われる。
ジガルデ・コア及びジガルデ・セルはアニメのデデンネ等との対比から推定0.2mとした。ゲーム内では5つのコアと95のセルを集める。コアはしまキング・クイーンそして主人公の自宅で見つかる。カプに選ばれたものを監視しているのか、カプと同様の理由で彼らの周囲に現れたのか。アニメではコアの色が青いものも登場したが、ゲームグラフィック上では赤のみであった。これは省略であって本来は赤青白橙水色の5色のコアが存在すると思って良いのではないだろうか。

10%フォルム1.2m はアニメのユリーカとの対比を見る限り、耳含めず頭頂までの計測と解釈するのが良いだろう。

パーフェクトフォルム4.5m は頭部突起までの身長とした。肩からマント状の触手は先端が口のように開く。専用技コアパニッシャー発射時はそれらと尾をあわせてZの字の形を描くが、その状態だと50%をゆうに超える大きさとなり、100%の体格を実感する。

はじめに

このブログについて ポケットモンスターシリーズの世界観について、1人のファンが非公式に考えたことをまとめていくブログです。自身の意見の全容がわかるように置いておくのが開設理由です。 主に オリジナル である ゲーム (株式会社ゲームフリーク開発の本編) を中心 に、派生ゲ...