数の多いみずポケモンを淡水海水で2つに分けた、後編になります。海岸、海中、海底のポケモンたちの生態を追う、ドキュメンタリー風の映像を目指しています。タイトルロゴは引き続きT.Mさん。BGM編曲も淡水域と同じくソニーさんで、オメガルビー・アルファサファイアの「視線!ダイバー」の曲をベースにアレンジして頂きました。
2016年11月2日水曜日
2016年11月1日火曜日
20th祝いつくす解説 みずタイプ淡水域
20thを祝いつくす動画 みずタイプの解説です。全20のうち10番目の折り返し地点です。
みずタイプをもつポケモンは、XYまででフォルムチェンジで加わるものなど合わせ118種と全タイプの中一番多く(こおりは最も少なく34種)、みず単体でも60種の多さです。他のタイプの動画と合わせるとキツキツになることが予想されたので、2編に分けることにしました。
みずポケモンにとっての「水」は水辺などの生息域に関わる要素であるとして、淡水域と海水域に棲むポケモンで分けてみることにしました。
川と海の生物は水中の塩分やミネラルの濃度で棲み分けており、体液の塩分濃度もそれぞれ違います。産卵時に川を登る鮭などは浸透圧調整の機能が高くゆっくり順応しますが、本来淡水域の生き物を海水にあるいは逆に漬けると死んでしまいます。海で生まれた生命が、陸棲へと進化する前にたちはだかるハードルがこの淡水だったわけです。
ポケモンではそういうことは考えないようになっていますが、技しおみずは海水など、将来お互い弱点な海水タイプと淡水タイプに分かれたらどうなるかなと常々思っていたので、その考察も含めて一度やってみたかった分類です。
2016年10月26日水曜日
20th祝いつくす解説 ほのおタイプ
ほのおタイプのコンセプト
技の威力や ポケモン自身の能力を計算に入れた上で相手に与える数値を"火力"と俗に呼ぶように、燃えているだけで生物にとって脅威である「火」には攻撃に関するニュアンスが含まれていると思います。
そこでほのおタイプの動画ではポケモンの放つ"火力"を見せるコンセプトにしました。光を放つ炎を視認しやすいように背景は暗闇にし、特に序盤は光源がポケモン自身の炎のみ、という雰囲気を目指しています。
ほのおタイプのロゴデザインはT.Mさん。担当ポケモンより担当タイトルロゴの方が受け持ち多い 本職のデザイナーだったりします。
BGM担当あいがるさんは、Twitterから曲で協力できないかと声をかけてくださいました。今回の企画は動画演出に絡んだオーダーも多く担当者探しが難航していたので、とても貴重な出会いでした。素敵なアレンジをして頂いています。
2016年10月25日火曜日
20th祝いつくす解説 むしタイプ
動画コンセプト
むしタイプの動画は昆虫図鑑の世界をテーマにまとめました。BGM編曲とロゴデザインはウーニさん担当です。ウーニさんはパラスのイラストも担当されていてとても多才ですね。BGMは金銀で明るくアレンジされた方の「トキワのもり」のテーマから始まります。
2016年9月25日日曜日
20th祝いつくす解説 あくタイプ
数あるタイプの中でも特に解釈が困難なのが、あくタイプです。
あくタイプは悪なのか?
正義と悪という二項対立を思い浮かべると思いますが、正義タイプは存在しません。代わりに、噛み付くことは格闘技で反則技だったり、かくとうタイプにせいぎのつるぎという技があったり、せいぎのこころという、対あくタイプな特性もあるように、格闘タイプが正義側というイメージは感じ取れます。これはあくまでプロレスでいう所の「悪役レスラー」なギミックかと思います。
ポケモンはゲームもアニメも正義と悪という二元論に収まらない世界観で、あくタイプをもつポケモンが悪に染まった存在、と断定できるわけでもありません。
英語圏ではDARK typeとなりますが、バットマンのように"ダークヒーロー"という概念も存在しますね。映画のLEGOムービーではバットマンが「黒」大好きな中二病なヒーローとしてちゃかされていましたが、言ってしまえば厨二要素大好きな人が大好物な世界観、と定義してもいいかもしれません。動画のテイストとしては、ダークでワルな格好いい感じを目指しつつ、テーマとしては"悪"とは一体なにか、観る人に考えさせる方向性でまとめています。
2016年9月17日土曜日
2016年9月9日金曜日
20th祝いつくす解説 エスパータイプ
エスパータイプに属するポケモンのモチーフには、超能力の他、古代文明、宇宙といったものが多く、これらが属するジャンルをざっくり「オカルト」とくくりました。個人的には石ノ森章太郎のSF漫画によく登場するモチーフとして関連性を感じます。
ウーニさんが担当したタイトルロゴはオカルト情報誌"月刊ムー"を意識したタイポグラフィになっています。
エスパータイプのルーツ
動画はゴーストタイプより怖いと評判頂きました。何故エスパーを怖くしたのか、大ヒットしたホラー映画「リング」に登場する貞子が実は超能力者であると説明したらわかりやすいでしょうか。
エスパー(ESPer)とは超能力者を指す言葉で、ESPはExtraSensory Perception(超感覚的知覚)の略です。エスパータイプは英語では psychic type と訳されていて、超能力者はゲーム中のトレーナーにもいるように"サイキッカー"と呼ぶことが一般的です。動画のタイトルや予告ではうっかりEsperという日本での造語を使ってしまいました(愚か)。
ゲームMOTHERシリーズに登場する「PK」は PsychoKinesisの略で、サイコキネシス、念動力です。このような五感を超えた知覚や力、所謂"第六感"を扱う学問は「超心理学」とされ、人間の眠れる可能性は今も研究され続けています。MOTHERを制作したエイプの糸井重里氏の所へ、ゲームフリークの田尻智氏が最初にポケモンの企画書を持ち込んだそうで、作品や制作環境が近い関係があります。
はじめに
このブログについて ポケットモンスターシリーズの世界観について、1人のファンが非公式に考えたことをまとめていくブログです。自身の意見の全容がわかるように置いておくのが開設理由です。 主に オリジナル である ゲーム (株式会社ゲームフリーク開発の本編) を中心 に、派生ゲ...