2018年12月14日金曜日

アローラたかさ図鑑 p52-53解説 星の進化

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謎の少女リーリエが連れていた秘密のポケモン、ほしぐもちゃん。
その正体は「星の子」と呼ばれる太陽、月の使者の子であり、本来アローラ王族しか知りえないはずの存在であった。入手経緯は謎に包まれているが、ポケモン保護団体「エーテル財団」が研究・実験対象として保有、科学者モーンによってコスモッグと名付けられた。その後モーンは「ウルトラホール」「ウルトラビースト(UB)」に関する論文を発表した後、行方不明となる。コスモッグもまたUBの一種という仮説をたてている。
腕を除いた顔の部分のたかさが0.2mである。ゲームフリークによる公式イメージのリーリエとの対比などから推測した計測基準となる。またアニメでの描写もこの解釈の補強となる。

進化系コスモウム 0.1mは設定資料では横幅とされているが、球を囲む金色のパーツの配置的には横幅と縦幅のサイズは同じである。ポケモンのたかさ最小の10cmと、コスモッグより遥かに小さくなっている。これは天体としての星の進化をモチーフとしてなぞらえているためと思われる。太陽のような恒星が生まれる前はちりの集合体であるガス星雲だが、十分に質量が集まるとぎゅっと圧縮され密度が大きくなり、その後さらに重力が増して温度が向上し燃焼、星として輝き始める。たかさ最小にしておもさ999.9kgとポケモン図鑑としてはカンストと言える重量を誇るのも特徴だ。1/40サイズでは、350dpiの原稿データでもほぼドット絵のような作画作業となった。


ソルガレオ 3.4mは風や体の動きでたなびく白いタテガミはたかさの計測には含めず、硬質な金色パーツまでをたかさとするようだ。ソースとしてはポケモンファン52号のたかさ特集にて確定。SMエンディングイラストに描かれたソルガレオとリーリエの大きさの対比はこのたかさ解釈でほぼ間違いないだろう。ホールをあける際には「ライジングフェーズ」となって体が輝きを放つ。せいべつふめいだが♂といわれている。

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ルナアーラ 4.0m尾の先から頭のてっぺんまでの全長である。当然翼などは計測には含めない。ウルトラホールをあける際に発動する「フルムーンフェーズ」では尾や翼の形状が変化するが、ページ数の関係などもあり今回は割愛。たかさの解釈に関して変動はない。Zワザ「ムーンライトブラスター」でもウルトラホールをあける能力を使用するためにフルムーンフェーズへ移行する。ウルトラワープライド中でもこの形状のままである。

SM、USUMクリア後、ポニ峡谷奥の祭壇から「反転世界」に行けるようになる。
そちらではサンとムーンのように昼夜が入れかわっている。この反転世界で名前が入れ替わっている場所があり、それがポニの日輪/月輪の祭壇とウラウラの月輪/日輪の湖の遺跡だ。湖へソルガレオ/ルナアーラを連れて行くと別のルナアーラ/ソルガレオが現れ、新たなコスモッグの個体が誕生する。現在ソルルナは育て屋で繁殖不可能な”タマゴ未発見グループ”であるが、この遺跡を建設したであろう古代アローラの王族の間では繁殖方法に関する知識があったようだ。つまり、湖の遺跡はソルガレオ、ルナアーラの繁殖の場として提供するために設けられ、同時に隔離施設も兼ねている。秘密裏に「星の子」の誕生を迎えそれを守らなければいけない。なぜならば、星の子はストレスで「ウルトラホール」を開けてしまい、誤って接続された異世界から化物(ウルトラビースト)を呼び寄せてしまうからである。ポニの祭壇で進化の儀式を行い、ウルトラワープホールをコントロールできる成体となるまでは扱うのが非常に危険なポケモンである。皮肉にも秘密主義故にその事実が正確に継承されないまま王族が絶えてしまったため、研究を請け負ったエーテル財団のモーン博士は犠牲となったと推測される。

 太陽や月の輝きをと同等にみなされた強大な力をもつソルガレオ・ルナアーラは、畏怖の念と共に崇められた、島の守り神たちより一層上で扱われていた。そんな彼らはひとつの世界で進化先が一方しか選べない。繁殖のためには異世界へ渡る他すべがないのだろう。異世界にしか存在しない繁殖相手、また繁殖に適した環境の世界を探すため、虫食いのようにホールを開けて異世界同士を渡り、つないできたのだろう。太古からとある世界を通じて、ウルトラホールへ注ぎ込まれた光があり、それがアローラの地へと降り注ぐことになる。

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