はがねタイプの動画はロボットやメカなど、とにかくカッコイイ感じを突き詰めました。いずれもステレオタイプですが、フェアリーが女の子ジャンルの粋を集めた方針だったように、こちらは「男の子が好きそう」を目指しました。
歯車や変形機構など、とにかくはがねポケモンのもつギミックを動かそうとしているのでリッチなアニメーションが多く、結果的に見応えも出てきていると思います。
BGM編曲はeffeさん。はがねタイプといえば『決戦!ダイゴ』と決めておりました。鳴き声が入っているあたりなどは原曲の増田さん自身がアレンジした『Steven Stone』の方の意識も大きいですね。
てっぺきガードのおんなのこ、ミカンからスタートします。金銀当時ポケモンの中で最大のたかさを誇るハガネールと華奢な女の子というギャップは魅力的で、よく二次創作でも描かれる題材でした。今回はそれを映像化してみました。
ハガネールの3Dモデリング・立体出力・彩色はコマンドウルフさん。ミカンの2Dアニメーションは猫さん。ハガネールは3Dプリントした模型を使った実写というハイブリット。
こちらの動画で3Dプリントの過程が紹介されてます。その時ついでに、関節ごとにわかれたハガネールも一緒に用意してもらっており、祝いつくす動画で使う準備を進めていました。
はがねタイプの公開は遅かったですが、元々このシーンの絵コンテは2015年の3月あたりにできていて、早期からイメージが固まっていたポケモンのひとつでした。
鋼タイプはボディが硬質なポケモンが多いので、関節ごとにわかれたイラストを動かす手法と馴染みがよいです。描く担当者も大変ですが、動かすのも大変でした(でも楽しい)。
エアームドは翆色さん担当。鋼のメタリックな質感と疾走感をいれるため、生㌔の方で体の表面に映り込みを足しています。
レアコイルは回転する磁石やネジ穴など、ありとあらゆる場所が動きまくり、シンプルなデザインながら複雑な動作を見せます。ラスターカノンにポケモンカードのはがねタイプのエネルギーマークが浮かんでいるのが芸こま。それぞれパーツごとに大量の素材を描いてくださったのはそきりゅさん。
ハッサムは腕の目玉模様で威嚇(図鑑説明文)→BWの待機モーション→変身演出のメガシンカとつないでいます。メガハッサムはバレットパンチ→背中の羽で冷却という流れで、一連をポーズ別に5,6カットぐらいあり、マルコさんに全て関節ごとに描き分けて頂きました。
はがねタイプのタイトルロゴはフェルトさんです。硬質なイメージでまとめて頂きました。
ギルガルドは特徴であるバトルスイッチ、ブレードフォルムとシールドフォルムも。四天王ガンピのポーズも変わっています。とくががくとさん担当。
フォレトスは殻を開いて砲身が飛び出る動きを。まきびしを撒いています。森の要塞(フォレスト+フォートレス)というネーミングがかっこよすぎる奴。ニコロナさん担当。
一番左の画像はむしタイプのチョボマキとカブルモです。この二匹を通信交換することにより、カブルモはシュバルゴへ進化するのですが、チョボマキの殻を鎧とするデザインになるのは面白いアイディアですよね。担当の猫天狗さんもそこをうまく読み取って、むしタイプの動画で殻に入り込んでしまったカブルモから続くように進化の過程を描いてくださいました。
アイアントは蟻の巣の蠢く群れのイメージです。ポーズのパターンも複数ありますが、いずれも担当のかんなさんに関節ごとに分けて描いて頂いています。
ゲノセクトは劇場版の5匹のイメージで、飛行形態から展開するギミックをなんと5種類もミックーさんが描いてくださいました。赤いゲノセクト以外は使い回しでも成立すると思っていたのですが、おかげで豪華になり、青カセットが涙を流すなどの演出も加えられました。
エンペルトは1枚絵ですが、鋼パーツを強調するために光沢をキラリとさせました。皇帝なので動かず堂々としているのもいいですよね。れっさあぱんださん担当。
ギアル ギギアル ギギギアルは 懐月さんが動きも含めて作ってくれました。ギギアルまでは画像の回転で回していますが、ギギギアルは斜めのアングルで作画で動かしています。
制作当時2016年の劇場版の発表で急遽マギアナが参戦決定。ボール形態からの変形ギミックをBON-9625さんが描いてくださいました。
ジバコイルはアクロマが繰り出したシチュエーションで みちかさん担当。
ダイノーズは重量感、目が出てくる頭のギミック、浮遊するチビノーズなど特徴を盛り込んでいます。たいむさん担当。
ナットレイはXY以降地面に下りたポーズですが、BWの頃のぶらさがっている姿を、電気石の洞穴に生息しているイメージでシアン29さんに描いて頂きました。
気づいた方もいましたが、テッシードは実は生㌔が以前制作した「イッシュのポケモン言えるのか!」に登場したものを 当時担当したろくいちさんに確認をとって使わせて頂きました。演出上似たようなアニメーションが必要になり、また同じものを用意してもらうのも二度手間と思い、再登場してもらいました。
コドラ ココドラ ボスゴドラそしてメガボスゴドラは進化の過程を描いてみました。ゲームやアニメでは白く光って省略されてしまいますが、手脚や鎧のどの部分が進化後のどこにあたるのか、など想像して変形させています。生㌔の描いた絵コンテにそって、ぐるだぐさんがパーツごとにレイヤーをわけて描いてくれました。
メガハガネールは3DCGで、冒頭のハガネールのモデリング担当であるコマンドウルフさんが引き続き作成、アニメーションまで仕上げてくれました。こちらも立体出力でフィギュア化を検討していましたが、浮遊するパーツや刺の先のクリアパーツの表現の難易度から見送りました。未だ公式で立体商品の出ていないメガハガネール、いつか欲しいですね。
ダンバル メタング メタグロスは磁力で合体して進化するという図鑑説明文を再現。3DCGで生㌔Pがモデリング、アニメーションを担当しました。絵コンテによる動きのイメージは早い時期にできていましたが、編集に追われて自分の担当作業がほんとに最後でした。
ダイゴはアニメXYでのメガラペルピンへのキスを 新猫さんに再現してもらいました。メガシンカによって、メタグロスに更にダンバル2匹とメタングが合体してメガメタグロスとなります。宇宙戦艦をイメージしてデザインされたらしいので背景が宇宙になっています。
最後は3タイプ連続で suzukiさん担当のレジ系、レジスチルです。レジアイス、レジロックの登場時に横に登場した目玉模様がついに3色そろい、レジギガスのお腹の模様の配置になります。次の動画がノーマルタイプ2としてレジギガス登場につなげています。
タイプ別の動画を連続して並べた時、ポケモンファンであればなんとなく相性の優劣を思い浮かべてしまうので、次にくるのが弱いタイプだと少しマイナス印象になってしまう気がして、動画公開順を効果が抜群の順にしました。しかし、どうやっても抜群がとれないのがノーマルと、ドラゴン(ドラゴン相手にしか抜群にならない)なのでどちらかを1番最初にせざるをえず、スタンダードなノーマルが最初、伝説も多いドラゴンが最後となりました。
ノーマルタイプを最初にして、一番長く続く効果抜群しりとりをした場合、順番は何通りかあるとして、最長だと最後がはがねタイプになると思うのですが…もし他にあったら教えてください!
次回はタイプ相性から離れたレジ繋ぎで、ノーマルタイプ後編の開設をします。
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