2018年1月17日水曜日

ORASのシナリオ考察1 図鑑と通信 (旧記事)

※移転テストとして過去ブロマガに掲載したシナリオ考察記事の転載です。公開2016-03-19

「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」(以下ORAS)のシナリオを読みこんでいく全5回のエントリーのうちの1つめ。当ソフト及びXYをプレイ済の方に向けた文章になっている。

 ORASのテーマは共存、と言われている。原作の陸と海の対極関係を踏襲しつつ、人と自然(ポケモン)、懐かしさ(リメイク要素)と新しさ(新世代要素)が同時にそこにある素晴らしさを謳っている。
 この点は非常に優れており、宣言通りの試みを実現できていると感じた。旧ルビー・サファイア(以下RS)の体験を "思い出補正"に負けないパワーで再び輝かせてくれたと思う。
 対して、"新しい部分"に対する不安や受け入れ難さが顕著になっているように思う。
 旧RSとORASの相違点、主に新しく追加された要素の設定意図を改めて汲み取り、心穏やかにそれらを受け入れるための考え方を探りたい。